肩甲上腕リズムについて

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肩甲上腕リズムとは

もう皆さんも知っているとは思いますが、肩甲上腕リズムについておさらいしておきましょう(^^)

若手の柔道整復師は是非しっかり覚えてみてください!

簡単に説明しますと、肩関節・上腕を外転した際に肩甲上腕関節と肩甲骨が連動するのですが、その時の可動割合のことです。
肩関節を外転すると一見、腕だけが動いているように見えますが、同時に肩甲骨が連動して上方回旋しています。

その際に、肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節の動きが2:1の割合で運動しているこのリズムを肩甲上腕リズムといいます。

外転30°までは肩甲骨の可動はなく肩甲上腕関節だけの動きにより上腕が上がります。

肩関節外転30°のとき、肩甲骨は自然下垂位と同じで上腕が体幹の横にある時と同じ位置です。

そこからさらに外転していき、30°~90°間で外転していくと肩甲上腕関節が外転2°毎に肩甲骨が1°ずつ上方回旋していきます。

肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節の動きが2:1になるのです。
要するに、腕が3°外転したとき、そのうちの2°は上腕骨の動きで、1°は肩甲骨の動きということです。

そして外転が90°以上になると動きの割合は1:1になります。
2°動く時は、肩甲上腕関節と肩甲胸郭関節が1°ずつ動きます。

引用

このように、肩の動きには、肩甲骨の動きが連動しているんです。

それだけに肩甲骨がうまく動かないと、腕を上げるたびに上腕骨が関節から逸脱する負担がかかり肩板や滑液包等を損傷してしまいます。

肩の痛みは肩甲骨が原因になっている
方は非常に多いです。

逆に外転初期に肩甲骨が動いてしまう方は肩甲上腕関節に癒着が起きて代償運動が起きていると言えます。

実際には肩甲上腕リズムの比率は個人差がありますが、肩甲骨のスタートポシジョンや動きの際の連動を意識してアプローチに活かし肩甲骨とテクニックを上方回旋させてみてくださいね笑っ

最後までお読みいただきありがとうございました。

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