各関節の緩み位置
関節モビリゼーションで固まった関節を柔らかくしたい、引っ掛かりを取りたい。
関節に緩みがないかチェックしたい。
そんな時には関節が一番緩む位置を知っておくと便利なので一覧を書いておきます。
椎間関節:伸展と屈曲の中間位
顎関節:軽度の開口(freeway space)
肩甲上腕関節:55度外転、30度水平内転
肩鎖関節:基本的立位姿勢で上腕を体側に楽に下げた肢位
腕尺(肘)関節:70度屈曲、10度回外
腕橈関節:完全伸展、完全回外
近位橈尺関節:70度(肘)屈曲、35度回外
遠位橈尺関節:10度回外
橈骨手根(手)関節:軽度尺屈、(前腕)中間位
手根中手関節:外転-内転と屈曲-伸展との中間位
中手指節関節:軽度屈曲
指節間関節:軽度屈曲
股関節:30度屈曲、30度外転および軽度外旋
膝関節:25度屈曲
距腿(足)関節:10度底屈、最大内反と外反の中間位
距骨下関節:各可動域の中間位
横足根(ショパール)関節:各可動域の中間位
足根中足(リスフラン)関節:各可動域の中間位
中足指節関節:中間位(足)指節間関節:軽度屈曲
また、関節モビリゼーション、マニュピレーション、副運動など滑りを出す手技療法を緩んだ関節や靭帯を損傷してる部位に強くかけると損傷が広がったり緩みが広がり不安定性が増して症状が悪化します。
そしてそれは状態によっては不可逆性の物となる事があります。
よくセラピストで関節をガクンガクン動かす方をよく見かけますがほんっとうに危険なのでエンドフィールを確りと感じ取って状態に合わせて処方するように気をつけてくださいね!
では今回も最後までお読み頂きありがとうございました。