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症例報告、大結節骨折
本日副会長から珍しい症例があった報告を受けたのでJICのホームページにも載せてみました。
やはり整骨院をやっていると外傷に対応できないと怖いことがあります。
20代男性、朝起きたら激痛で可動域制限著明で当院へ来院。
以前もインピンジメントsydで来院した既往があるので、それかな?と思い診察をしたら疼痛で震えてる。
De(圧痛)肩関節部++、ROM不可、上腕を触っただけども痛みで唸るほど、swell(腫張)あるけど広くなく内側から膨らむような腫れ方(これは関節内に水が溜まったときの出方)、内出血-
患側※赤みはアイシングによるもの
健側※比べると腫れはわかるが、患側だけだと見落とす方もいるかもしれません。
なにかおかしいなぁと思い、可動域検査は控えてエコーを撮ると骨折の所見が。
大結節部に骨折線が診られたので、三角巾をし、上からリブバンドで固定し医師へ対診しました。
大結節骨折でしたが転位はなく保存療法となりました。
受傷機転が無いので詳しく聞くと、そういえば寝る前に転んで倒れてそのまま気を失っていたそう。
関節内損傷なのでパッと見はそこまで腫れていなく、経験やエコーがなく無理に運動療法をしていたらと思うとゾッとしますね(^^;
整骨院は元々大きい外傷にも対応できる資格なので確り鑑別診断と固定処置、対診を対応できるようにしておきましょう!
またポータブルエコーのJICモデルに興味のある方はこちらからご相談下さい。