脱臼の保険請求

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脱臼の保険請求

整骨院でも稀に脱臼をみかけますね。

私は整形外科に勤務時代よく整復をしましたが、経験がないまま開業している先生は整復時に損傷をしないように注意しましょう。

また解剖学や骨の形状・位置等を明確に頭に描ければ初めての整復でも上手くいきやすいです。

以前、脱臼の患者さんの整復(応急手当)を行った後、医療機関に対診をしたら捻挫と診断されてしまいました。

骨折は整復を行っても骨折線は残ってますから骨折と診断が下されますが、
脱臼では、整復を行ってしまうと関節の位置関係が正常になるので脱臼と診断されないことがあります。
脱臼や骨折の後療を行う場合は医師の同意を必要としますが応急手当のは医師の同意を得ることなく行えます。
勿論痛くて困っている患者さんをそのまま転院させる訳にはいかないので確りと整復・固定します。
応急処置にて整復が完了し捻挫と診断されるということは、関節構成体の位置関係は正常になったという診断に値します。

後療の危険性もないと言ってくれているわけですから、この場合は脱臼として保険請求を行いましょう。

保険者が通してくれるかは別の話ですが(^^;

また柔整師でしたら指(趾)、肘、肩、顎あたりを整復できれば問題ないでしょう。

脱臼の紹介状

また上記のようにならない紹介状の書き方も記載しておきます。

○月○日に転倒、肩関節を脱臼したものです。
応急手当にて整復・固定を行いましたが、整復位が得られているかご確認のほどをお願いします。
また、骨損の有無についてもご高診ご教示のほどお願いします。
こののように書くと、依頼事項が明確になり、これ対して、「整復できています。また骨損所見は認めません」などの回答が返ってきます。
このように、紹介状の書き方一つで、医療機関からの返事が変わってくるので注意して書いてみましょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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