End Feel(エンドフィール)を活用しよう。

ROM を行ううえで重要なことが、End Feel(エンドフィール)になります。

エンドフィールとは関節可動域の最終域に何が原因で動かなくなるのか探る事ができます。

まずは、どのような種類があるのか、表を参考にしてください。

End Feelだけでも、これだけの種類があります。 普段の施術中にも、しっかりと判断することを心掛けましょう。

End Feel を臨床で活かす

多くのセラピストは、軟部組織性のEnd Feelで一括りにしている傾向があります。End Feel の違いによって、アプローチ方法も変わってくるため、正しい判断をすることが、確実なアプローチにつながります。

特に、痛みによる End Feel は無抵抗性なので気がつきにくいのではないでしょうか。ヒトは、疼痛に対して防御収縮というものが働きます。

End Feelをより確実に判断するためには、対象者がリラックスしていることが重要です。しかし、防御性収縮が働いて余計な力が入ってしまっている状態では、正確な判断はできません。そうなってしまっては、ROMを実施していたとしても、全く意味がなくなってしまいます。

前述したように、ROMの目的は、正しい運動パターンを学習させることにあります。ROMの獲得を考えすぎるあまり、防御性収縮がはたらく異常な運動パターンを指導していては、いつまで経っても改善は見込めません。

さて、ここまで総論編を書いてきましたが、普段の臨床を思い浮かべて、どうでしたか?

間違ったところが少なからずあったのではないでしょうか? そんな私も、振り返ってみると最初は間違いだらけのROMを続けていました。

職場の先輩や上司がそういう治療をしているとそれが当たり前と思っていたりしませんか?

勉強会などで習って、間違いに気づいていなければ、これからもずっと間違ったROMを患者さんにしていたことでしょう。

このブログにたまたま出会い、ここまで読まれたあなたも、少なからず今の自分の ROM にどこか自信がないこともあるのだと思います。

柔整師向上委員会からヒントとなるポイントを整理し、これからの臨床で関節を立体的に捉え、正しい ROMを行うことで、少しでもあなたが担当される患者さんの症状改善・動作獲得に繋がれば幸いです。

今はネットの時代、高額なセミナーに行かなくても質の良い情報を手に入れられます。

ここもそんなブログにしていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします(^^)

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