骨折を疑い医療機関に紹介し骨折を認められなかった場合

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骨折を疑い医療機関に紹介し骨折を認められなかった場合

整骨院で外傷を診ていると、骨折を疑い医療機関に紹介する事があるかと思います。

その時に骨折を認められれば悩むことなく骨折として保険請求をしますが、医療機関では骨折を認められずに捻挫と診断されることもあります。

そんな時に「骨折と認められなかったので捻挫で請求しよう」という判断してませんか??

その判断は間違っています!

あくまでも骨折を疑い初回に応急処置を行っているので、初回分は骨折として算定して大丈夫です。

レセプトの摘要欄に「初検事(骨折or脱臼)の固有症状著明にて、応急的に整復固定を行い、専門医へ対診。」

2回目以降は「専門医での精査にて骨折認められず〇〇日(2回目来院日)より捻挫として後療開始する。」と記載し、2回目からは捻挫で請求します。

施術情報提供料に関しては、骨折が認めらず捻挫で返ってきた場合は原則算定出来ませんが、骨折と判断する所見が明確な場合は摘要欄に記載し算定すると保険者によっては認めてもらえます

私が運営する院にはエコーを置いていますが、足関節の捻挫でエコーを撮ると小さな剥離骨折を認める事例がよくありますが、骨片が小さいとレントゲンでは認められず捻挫と診断されてしまう事が多々あります。

特に小児の捻挫は、骨が柔らかいのでエコーを撮ると剥離骨折がある事例が多いです。

そんな時は患者さんに事前に医療機関では骨折でないと言われてしまうかもしれないと説明しておきます。

そして上記のように初回は骨折として保険を請求します。

この前外果剥離骨折を認めてもらえなかった事例のエコー画像を添付しておきます。

↑腓骨外果下端、患側、剥離骨片

↑健側

皆さんも骨折の疑いで処置をしたら捻挫と診断されても初回は骨折で請求するのをお忘れなく!

最後までお読み頂きありがとうございました(^^)

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