グルトの骨癒合日数の改定

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グルトの骨癒合日数の改定

私は学生時代に「指2つ、手足胸3つ、鎖が4つ、腕が5、6に、すね5、7つ、8つは両足、太モモ10と、2」
とグルトの骨癒合日数を覚えました。

これは臨床でも役に立つのですが、今から10年くらい前でしょうか?

グルトの骨癒合日数は改定されました。

意外に知らない方もいるので今日はその事を記載しておきます。

以前からの物は

指骨 ――――― 2週間
肋骨・中手骨 ――― 3週間
鎖骨 ――――― 4週間
前腕骨(橈骨・尺骨) ――― 5週間
腓骨 ――――― 5週間
上腕骨 ―――― 6週間
脛骨 ――――― 7週間
下腿両骨 ――― 8週間
大腿骨 ―――― 10週間
大腿骨頸部 ――― 12週間

でした。

グルトの骨癒合日数は、骨が硬化する日数(仮骨硬化期まで)の目安を指しています。
分かりやすくいえば、骨折が起こったとき、その骨がくっつく日数の目安です。
ただし、骨がくっつく日数の目安というのは、骨折が治ってしまう日数ではありませんので注意しましょう。

改定後グルトの骨癒合日数に関する記述が以下のように書き換えられました!

中手骨 ―――― 2週間
肋骨 ――――― 3週間
鎖骨 ――――― 4週間
前腕骨(橈骨・尺骨) ――― 5週間
腓骨 ――――― 5週間
上腕骨骨幹部 ――― 6週間
脛骨 ――――― 7週間
下腿両骨 ――― 8週間
大腿骨骨幹部 ――― 8週間
大腿骨頸部 ――― 12週間

変更があったのは・・・

(1) 「指骨(2週間)」の記載がなくなった。
(2) 「中手骨」が3週間から2週間になった。
(3) 「上腕骨」「上腕骨骨幹部」という記載にかわった。なお、日数は6週間のままで変わりなし。
(4) 「大腿骨(10週間)」「大腿骨骨幹部(8週間)」という記載に変わった。(名称および日数に変更)

・・・という部分です。

グルトの骨癒合日数は覚えておくと現場でも役に立ちますから是非!
これに限らず医療は日進月歩、昔の当たり前が覆る事も珍しくありません。

日々勉強してブラッシュアップをしていきましょう。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

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