フロントエンドとバックエンド
整骨院で仕事をしているとあまり耳にはしないかもしれません。今日はそのフロントエンド商品とバックエンド商品について説明します。
あらゆる業界で、フロントエンドとバックエンドという考え方が用いられ、今日もマーケティングに応用されていますが整骨院ではまだ流用していない所も多いでしょう。
1.フロントエンドとバックエンドとは?
フロントエンド商品というのは、英語でFront(前の)という意味のとおり、最初に見込み客に提供する「商品・サービス」のことを言います。最初に見込み客に提供する「商品・サービス」ということは、その商品やサービスの内容が、今後のリピートに繫がってくるということになりますね。
たとえば、整骨院を例に出して説明します。
整骨院にとってのフロント商品は、痛みや不調の悩みを緩和する施術の事です。
バックエンド商品とはこちらも英語でBack(後ろの)という意味のとおり、フロントエンド商品提供後に販売する「商品・サービス」のことを言います。フロントエンド商品後に販売する商品なのだから、当然フロントエンド商品に納得をしてもらわなければ購入されないのがバックエンド商品です。
整骨院のフロントエンド商品の「痛みを取る施術」が上手かったら、リピートに繫がるだろし、他の商品を買ってもらえることもあるでしょう。
この他の商品がバックエンドです。
売上を最大化したり、収益を増やす機能はそんなにありません。
バックエンドの目的は利益を増やすための機能が強いです。
仕事は利益なしに活動を続けることはできません。バックエンド商品は、フロントエンド商品を購入してもらった人に提供し、施術効果を高め、ビジネスの利益を増やすためにある商品です。
ちなみにバックエンドの方がフロントエンドより高価な事がほとんどです。
美容院でしたら髪を切ることがフロントエンドならばバックエンドでパーマやヘッドスパを勧めたり、シャンプーを購入してもらいますね。
整骨院ならば痛みで来院してもらった患者さんに施術する事がフロントエンドですが根本的な治療をバックエンドにしたり、そもそも根本的治療がフロントエンドならば、それを維持するためのエクササイズや健康器具やサプリメント等がバックエンドになるかもしれません。
あなたの治療院でもフロントエンド・バックエンドが必ずあるはずです。
まだなければ作らなければいけません。患者さんを満足させ、売上を最大化するためには、フロントエンドもバックエンドも必要だからです。
バックエンドの作り方
まず大切なことは、フロントエンド商品と一貫性があり、フロントエンド商品を超えるサービスであることです。
例えば美容院が髪を切ることを、フロントエンドにしていてコーヒーをバックエンドで売っても売れません。
例えば髪の毛が生えやすくなるコーヒーやサラサラになるコーヒーならば売れますね。
そうするためには、「私はこれを売りたいからこれを売る」的な、プロダクトアウト的な考えはだめです。
マーケットの声を聞き「患者さんがこれを欲しいと思っているからこれを売る」といったマーケットインの考えを頭にもつべきです。
バックエンドを作るときは出来るだけ高単価になるようにしつつ、質を落とさず、バックエンド商品自体の目的を忘れないようにしましょう。
金儲けだけに成らないように!
常に顧客に合わせたプランを用意できないか、他のバックエンド商品を作れないかも考えるようにすると良いでしょう。
バックエンドを作るときの注意点
忘れてはいけないのですが、フロントエンドはバックエンドよりも大切なサービスです。
まずフロントエンドを確りと完成させておくこと!
治療技術は勿論システムも!
痛みを取る施術が下手だったら当然リピートはしないし、他の商品を買ってみようと思われないのは言うまでもありませんよね。
フロントエンドが完成してないとバックエンドには繋げられません。
そして整骨院の痛みを取るというフロントエンドには必ず寿命が来ます。治っても治らなくても終わりが来ます。なのでバックエンドが必要になるしフロントエンドの見直しも大切ですね!
バックエンドが無いということはビジネスとしては戦略を練ってないのと同じことなので注意しましょう。
バックエンドを購入しやすいのは最近フロントエンドにより満足をしてくれている人。
またバックエンドで得た利益をフロントエンドの集客に回すことも大切です。
フロントエンド購入者がいなくなった時点で、新規顧客が途絶えます。つまりビジネスは衰退していくしかありません。フロントエンド商品への流入を維持し増やし続ける。その努力が必要不可欠です。
おわりに
皆さん、ボランティアではなくビジネスをしていることを意識していますか?
患者さんを痛みから解放する対価としてありがとう(お金)を貰います。
ありがとうをたくさん貰うなら、それ以上に納得して貰えるサービスを提供していけるように頑張りましょう!
また整骨院マーケティングに使える情報をのせていきますね!
最後までお読み頂きありがとうございました(^^)